教材のご案内
子どもの風力発電機教材キットは、自然エネルギーを普及・啓蒙する上で、環境や教育、デザインなどあらゆる方面から検討して開発された、総合的な学習性の高い教材用風力発電機です。
本教材の特徴
- ●自由なデザインの風車を作ることが出来るので、美術や図画工作でも、理科や総合的な学習の時間でも対応できます。
- ●発電機などメカ部分には、協同組合プロードの特許部分である、磁気浮上ベアリングなどの技術が活かされています。
- ●カリキュラムに柔軟性があり、理科畑の先生だけでなく誰にでも楽しめる風力発電教材です。
- ●子どもでも扱える2次元のシュミレーションソフトで、目とデータで確認することができるようになります。
- ●この教材本体は、磁気浮上ベアリング、ターンテーブルと発電装置及び電気回路からなり、風速に応じて発光ダイオードが点灯します。
どうして風車が回るの?
この風車の羽根は、垂直軸回りの回転を得るために考案されたもので、図のように風向きに影響されない特徴があり、どの方向から風が吹いても一定方向に回転します。
羽根2枚、3枚、8枚の組み合わせができます。その羽根が中心軸に向かって緩くカーブし、①で受けた風は羽根のカーブに沿って中心へと集まり、②の羽根を回転方向に押し出します。
③で受けた風は回転を止めようとする力になりますが、①と②の風を羽根で受ける力の方が③の力より強いので、その結果風を受ける圧力の差によって全ての羽根が順番に繰り返し回転し続けます。
①の外側を回る風は、中心のすき間を通って直接、②の羽根を押し出し回転します。
近年、子どもの科学離れが叫ばれています。
この教材は、風力発電機の原理を分かり易く理解できるよう開発しました。
- ●それぞれの部品は自作組み立てができるようになっています。
- ●風車共通の羽根を何枚か組み合わせることによって、2枚羽根サボニウス風車、3枚羽根 サボニウス風車、8枚羽根クロスフロー風車が作れます。
- ●ギアの種類を組み合わせることによって増速率の違った風車が楽しめます。
- ●+-の端子からテスターで電圧を測ることができ、色々の組み合わせでどの羽根とギア と風速なら一番性能が良い風車ができるかを実験して確認できます。
- ●児童生徒学生用と指導者用の2種類があり、指導者用にはコイル、磁石、磁気浮上ベアリングなどが直接見られるようになっています。
この風車のデザインは風にそよぐ木の葉や花びらをイメージしたものです。得られる電気は手すりのライトアップにも利用されています。
風力発電で得たエネルギーを利用したデザイン照明。歩道敷にはLEDが埋め込まれ、風の強さで光の色が変わる演出にも利用されています。
風がぴたりと止んだとき、静止したサイレントエナジーシステムは、モニュメントとしてのライフスタイルにも彩りを添えます。